グレイフリーのドッグフードは最近注目されていますが、種類も多くなってきて、どれを選んだら良いのか分かりにいですよね?
市販されている主なグレイフリードッグフード11種類の特徴を、現役トリマーで元ペットショップ店員が、グレイフリーのドッグフード選びの参考に参考になれば幸いです。
グレインフリーの特徴や詳細について更に詳しく知りたい方は「グレインフリーのドッグフードとは?メリット・デメリットもご紹介します! 」の記事を参考にしてみてください。
- モグワン
- カナガン
- アーテミス(オソピュア):
- ティンバーウルフ:
- ジウィピーク:
- クプレラ(ホリスティックグレイフリー):
- ロータス(フィッシュ・ダック・ターキー):
- リガロ:
- キアオラ:
- オリジン:
- ニュートロ(ワイルドレシピ):
- 一番のおすすめのグレインフリードッグフード:
- まとめ:
モグワン
モグワンのメリット
チワワなどの小型犬や食が細くなってきた老犬など、ドライのドッグフードを食べないことがあり、飼い主さんは色々と試行錯誤をされている方も多いと思います。
そんな中、モグワンは97%以上が食べた、非常に食いつきが高いグレイフリーのドッグフードです。
他にも、モグワンは獣医師が推奨するドッグフードというだけあって、使われている原材料にもこだわりを感じることができます。
肉、野菜、フルーツなどがバランス良く使われており、メインの原材料は使われている比率まで開示がされているので、質が高いドッグフードということが原材料をみただけでも分かります。
現役トリマーの私が原材料を確認しても、このクオリティのドッグフードがこの値段で買えるのに驚いています。
1kg5,000円はしてもおかしくはないドッグフードの原材料ですが、直販のみで余計なコストをカットしているので、他のフードにくらべて質が高いのに安く買えるコスパが高いグレイフリーのドッグフードです。
定期便で購入すると割引になり、さらに複数個の購入で最大20%引きになります。
モグワンのデメリット
お得に買えるのが公式サイトだけなので、定期便でお得に買いたい方は公式サイトでしか買うことができません。
種類が1種類しかないので、ローテーションでドッグフードの切り替えはできないので、ローテーションで与えたい方は違うブランドのドッグフードを与える必要があります。
ただ、グレイフリーのドッグフードで何を選んでいいか分からない方や、とにかく質の高いドッグフードをコスパよく与えたい方は、モグワンは最有力のドッグフードなのではないでしょうか。
モグワンの特徴
- 獣医師推奨のドッグフード
- 食いつきが非常に高い
- 肉、野菜、フルーツがバランス良く使われている
モグワンの詳細・オトクな購入は以下のリンクから
カナガン
モグワンと同じメーカーが作っているのがカナガンで、モグワンより前に販売をしていました。
ランクはカナガンの上がモグワンですが、カナガンはチキンをメインの原材料に使用をしているので、単価を抑えることができています。
ただ、人間が食べれるクオリティの鶏肉なので、他のドッグフードとくらべてもクオリティが高く、グレイフリーのドッグフードの中では代表的なドッグフードと言えます。
カナガンの原産国のイギリスではリピート率が80%以上あり、ペットの先進国イギリスの飼い主さんが選ぶドッグフードなので、その信頼はお墨付きとも言えます。
カナガンのデメリット
メインの原材料がチキンなので、チキンアレルギーがある場合は避けたほうがいいです。
また、サイズも2kgしかないため、超小型犬の場合1ヶ月では食べきれいない可能性があります。
カナガンの特徴
- モグワンより安い
- チキンがメインの原材料
- グレイフリーの代表的なドッグフード
カナガンの詳細・オトクな購入は以下のリンクから
>>>世界中の愛犬家から支持される、イギリス産ドッグフード『カナガン』
アーテミス(オソピュア):
アーテミス(オソピュア)のメリット
アーテミスはアメリカの犬専門誌で、最高級品質と格付けされているドッグフードです。
アーテミスには、フレッシュミックス、アガリクス、オソピュアの3種類ブランドがあり、グレイフリーのドッグフードがオソピュアシリーズです。
オソピュアの肉の種類は、ダック&ガルバンゾー、サーモン&ガルバンゾー、バイソン&ガルバンゾーがあり、共通してガルバンゾーが使用されています。
ガルバンゾーとはヒヨコ豆のことで、栄養価が高いため質の高いドッグフードに使われている傾向があります。
- ガルバンゾー豆とは
- 日本ではその形から、「ひよこ豆」の愛称で親しまれています。 タンパク質源としてだけではなく、ビタミンB1・カルシウム・カリウムなど豊富な栄養を含みます。
- ・ビタミンB1・・・糖質や脂質の代謝を促し疲労回復に
- ・カルシウム・・・骨の成長や強化
- ・カリウム・・・ 体内の余分なナトリウムの排泄促進
またそれだけではなく、ひよこ豆の食物繊維は他の食物繊維と比較して、血中脂肪をコントロールする効果が大きく、腸内で有害物質や糖質の吸収を阻害し、その排泄を促す作用があります。
小粒タイプはサーモン&ガルバンゾーしかないので、小型犬のローテーションフードにはあまり向きませんが、ダック、サーモン、バイソンとバランスの取れた肉が使われているので、小粒ではなくても食べる犬には相性のいいドッグフードになるでしょう。
専門家から高い評価を得ているアーテミスだからの安心感があるグレイフリーのドッグフードです。
アーテミス(オソピュア)のデメリット
サイズが1kg、4.5kg、9.9kgしかなく、中型犬向きのドッグフードのサイズ展開です。
小粒タイプですら、1kgと4.5kgの2種類しかないので、小型犬にとっては量の調整が難しいドッグフードです。
今後オソピュアが売れだしたら、サイズも多くなることでしょう。
アーテミス(オソピュア)の特徴
- 専門家が認める最高級品質のドッグフード
- バランスの取れた肉の種類
- 1kgはジッパーがついている
ティンバーウルフ:
ティンバーウルフのメリット
犬とオオカミはDNAレベルでは一緒ということが分かったので、オオカミが食べているものに近い、ドッグフードとして作られたのがティンバーウルフです。
原材料の80%に肉、20%にフルーツやハーブなどが使用されており、現代のペットとして飼われている犬に合わせ、アレンジがされています。
野生のオオカミもハーブを食べることで体のバランスを保っていたので、ティンバーウルフも穀物不使用としつつ、ハーブも加えてバランスの取れたドッグフードです。
ティンバーウルフのデメリット
サイズが1.36kg、5.45kg、10.9kgの3種類しかなく、ダックスフンドなどの小型犬の場合、1.36kgだと少ないし、5.45kgだと1ヶ月で食べきれない量になっています。
粒も小粒ではなく、カロリーも高めなので、運動量が豊富な中型〜大型犬に合っているドッグフードとなっています。
今までと同じ量を与えていると肥満になってしまうので、少し少なめで与えるくらいがちょうどいいです。
ティンバーウルフの特徴
- 野生のオオカミに近いドッグフード
- 5種類あるのでローテーションフードに最適
- 原材料の80%肉、20%にフルーツやハーブを使用
ジウィピーク:
ジウィピークのメリット
肉や魚を90%以上配合しているのがジウィピークです。
ここまで高い肉を含んでいるドッグフードはなく、私がはじめて見たときもビックリした記憶があります。
特徴的なのはドッグフードの形状で、エアドライ製法という特殊な製法で作られています。
出典:ZiwiPeak(ジウィピーク)日本公式サイト » ZiwiPeak 製品特徴
ジャーキーの柔らかいさわり心地で、噛む力が弱くなった老犬や、ドッグフードを丸呑みしてしまう犬には、消化吸収率95%以上のジウィピークがオススメです。
肉が使用されている割合が非常に高いので、食いつきがバツグンに良く、ドライフードを食べなかった犬でも、ジウィピークは食べるということもあります。
ジウィピークはニュージーランド産のドッグフードで、全てニュージーランドの原材料を使用しています。
質の高いドッグフードの原産国は、アメリカ、イギリス、ドイツなどの国がほとんどでしたが、最近は増えてきたニュージーランド産のドッグフードも質が高くオススメです。
ドッグフードの種類も4種類あり、サイズも454g、1kg、2.5kg、5kgと豊富で、超小型犬から大型犬まで幅広く対応できるドッグフードです。
ジウィピークのデメリット
一番小さくて安いラムの454gでも2017年4月3日の価格改定から4,057円と超高級フードの価格が大きなデメリットです。
実際の販売価格はもう少し下がるにしても、高級ドッグフードの分類にはいることは間違いないですね。
ただ、この価格でもジウィピークの販売は非常に好調で、他に替えが効かないドッグフードなので、指名買いされる方は非常に多いドッグフードです。
他のデメリットとしては、柔らかいので歯石になりやすく、アゴも弱くなってしまうので、元気な成犬のうちはカリカリのドライフードを与えるほうが、老犬になっても硬いものを食べれるので、ジウィピークは最終手段にしておくほうがいいでしょう。
ジウィピークの特徴
- 肉が90%以上使用
- 消化吸収率95%以上
- 種類やサイズが豊富
クプレラ(ホリスティックグレイフリー):
クプレラ(ホリスティックグレイフリー)のメリット
クプレラはグルテンフリーのドッグフードで、グレイフリーと何が違うかというと、小麦、大麦、ライ麦のタンパク質一つのグルテンが不使用ということです。
考え方としてはグレインフリーもグルテンフリーもほぼ一緒で、ホリスティックグレイフリーがクプレラのただ1つだけのグレイフリードッグフードです。
ホリスティックフレイフリーの原材料は、魚とサツマイモが主原料となっています。
また、クプレラはドッグフードに消化酵素、マルチビタミン、プロバイオティクス(善玉菌など)熱加工後に添加しているので、加熱によって壊れた栄養素を補う役割を果たしています。
他のメーカーにはあまりない考え方が、クプレラのドッグフードには含まれています。
カロリーも325 kcal/100gなので、グレイフリーの中では低カロリーと言えます。
サイズは900g、2.27kg、4.54kg、9.08kg、22.7kgと小型犬〜大型犬まで 、幅広い犬種に対応できるサイズです。
グレイフリーのドッグフードで22kgまでサイズがあるドッグフードは少ないので、大型犬を飼われている方は嬉しいブランドですね。
クプレラ(ホリスティックグレイフリー)のデメリット
小粒ではなく中粒なので、小粒を食べない小型犬などは食べない可能性が高いです。
また、グレイフリーのドッグフードは、肉の含有率などを開示しているものが多い中、主原料の魚やサツマイモの割合なども分かららない点もデメリットです。
サイズ展開、価格や原材料のバランスなどを考慮すると、グレイフリーのドッグフードを最初に試すドッグフードとしては丁度いいと思います。
クプレラ(ホリスティックグレイフリー)の特徴
- 消化酵素などのサプリメントを加熱後に添加
- サイズが幅広く小型犬〜大型犬対応
- グレイフリーだけどカロリーは高くはない
ロータス(フィッシュ・ダック・ターキー):
ロータス(フィッシュ・ダック・ターキー)のメリット
ロータスの一番の特徴は、オーブンベイクという製法で低温で加工されているので、栄養素を壊さず1粒1粒に栄養素を凝縮させています。
粒にオイルをかけていないので、油っぽさがないドッグフードです。
下の画像はメーカーの公式HPの画像で、見ての通り油が紙に染み込んでいません。
実際触ってみると、油っぽさは全く無いので驚かれると思います。
ロータスの中でグレイフリーは、フィッシュ、ダックの2種類だけしたが、2016年にターキーが発売されたので、ロータスのグレイフリーのドッグフードは3種類になりました。
グレイフリーのドッグフードが増えたということは、販売が好調の証明ではないでしょうか。
ロータス(フィッシュ・ダック・ターキー)のデメリット
サイズが800g、2.27kg、5kgの3種類で、粒形状が小粒なので小型犬向きのドッグフードです。
2.27kgで5,562円なので、少し高めではありますが質の高いドッグフードです。
肉の含有率がないのも減点ポイントです。
ロータス(フィッシュ・ダック・ターキー)の特徴
- 低温加工で栄養素を壊さない
- 油を添加していない
- 小粒なので小型犬向き
リガロ:
リガロのメリット
ソルビダを販売しているメーカーがグレイフリーの枠で発売したドッグフードがリガロです。
リガロは公式HPでサンプルをもらうことができます。
プロフィールや簡単なアンケートに答えるのが必須にはなりますが、サンプルで食いつきや便の状態を確認できるのは嬉しいポイントです。
また、900gの種類を買って、万が一食べなかったりした場合も返金を受け付けてくれるので、安心してリガロを試すことができます。
ただ、ネット通販などで買ったものは対象外となるようなので、よく確認をしてから買ったほうがいいでしょう。
サイズは900g、1.8kg、3.6kg、5.8kgと4種類あり、ターキー、フィッシュ、ラムの3種類のドッグフードがあります。
丁度いいサイズ展開とローテーションをするには最適なバランスの種類があります。
粒も小粒なので小型犬との相性もいいでしょう。
パッケージにチャックが付いているのも嬉しいポイントです。
リガロのデメリット
グレイフリーなので消化吸収率は高いですが、ウンチが臭くなるので気になる人は気になるポイントです。
一気にドッグフードの切り替えをしてしまうと、便がゆるくなるので1週間くらい時間を掛けて切り替えるようにしましょう。
リガロの特徴
- 公式HPにサンプルを申し込める
- サイズ展開が豊富
- ローテーションに最適
公式HPのよくある質問のページが詳しく解説をしているので、興味がある方は覗いてみるといいでしょう。
キアオラ:
キアオラのメリット
ニュージーランドのドッグフードで、自然放牧によって育てられた良質な肉のみを使用して作られたドッグフードです。
ニュージーランドは世界でもトップクラスの品質管理がされており、その原材料が使用されているので、その質の高さは世界トップクラスのドッグフードです。
ドッグフードの種類は、ベニソン(鹿肉)、ラム(羊)、グラスフェッドビーフ(放牧飼育牛肉)の3種類があります。
他のドッグフードでは見たことがない、グラスフェッドビーフがドッグフードに使用されているの点が特徴で、人間が食べれるクオリティのものを贅沢にもドッグフードに使用をしています。
また、どのフードにもサーモンが使用されており、肉だけでは補えない栄養をバランスを整える役割を果たしています。
サイズも450g、900g、2.7kg、5kg、9.5kgと5サイズがあり、紹介してきたドッグフードの中で一番サイズ展開が多いドッグフードです。
食べるかわからない場合は、一番小さなサイズから試してみるといいでしょう。
キアオラのデメリット
肉を最大限配合するため、粒の大きさが不安定で大きかったり小さかったりするので、小粒しか食べない場合は食べなくなる可能性があります。
また、お肉の含有率は記載されていないので、実際にどの程度お肉が含まれているかは分からない点も惜しいポイントです。
キアオラの特徴
- 質の高い肉を使用
- サイズ展開が一番豊富
- ニュージーランド産
オリジン:
オリジンもコンセプトとしては、最初の方に紹介をしたティンバーウルフと近いドッグフードです。
肉類80%、野菜・フルーツ20%、穀物0%が原材料として使用されており、そのクオリティはアメリカのペットフードランキングで最高評価を得ていて、数々の賞を受賞している優れたドッグフードです。
定価は高いですがアマゾンやヤフーショッピングなどではかなり安い値段で販売されています。
オリジンのデメリット
340g、2.27kg、6.8kg、13kgと種類がありますが、1kg台のドッグフードがない点を考慮すると、超小型犬向けのドッグフードではないでしょう。
また、肉の比率が高いため、ウンチがゆるくなりやすく、臭いも強くなる傾向があるので、我慢をしなければいけません。
オリジンの特徴
- 肉に含有率が高い
- 数々の賞を受賞
- 定価より安く買える
ニュートロ(ワイルドレシピ):
ニュートロは大手ドッグフードメーカーの一つで、大手ドッグフードメーカーの中では質が高いです。
その中でワイルドレシピシリーズはグレイフリーのドッグフードです。
種類はチキン、サーモン、ラム、鹿肉の4種類あり、サイズは800g、2kg、4kgがあります。
種類もあるので、ローテーションフードもしやすいドッグフードでしょう。
メーカーの推奨は超小型犬〜小型犬となっています。
大手なだけあってスケールメリットを活かして原材料の値段を抑えているので、グレイフリーのドッグフードの中では激安です。大手という安心感もありますね。
ニュートロ(ワイルドレシピ)のデメリット
中型犬〜大型犬が対応していないのは大きなデメリットです。
また、使われている肉の比率は書かれていないので、実際にどれくらいのお肉がドッグフードの中に入っているかは分かりません。
また、原材料にビートバルブが使われている点はデメリットです。
他のグレイフリーのドッグフードに比べると質の点では、評価が低くはなりますが、大手のドッグフードでは一番マシなドッグフードですが、グレインフリーだからといってオススメはしません。
ニュートロ(ワイルドレシピ)の特徴
- 販売店が多い
- グレイフリーの中では値段が安い
- 大手の中では一番マシだがオススメはしません
一番のおすすめのグレインフリードッグフード:
主要ドッグフードの中で一番のオススメのグレイフリードッグフードは、獣医師推奨で食いつきの高い「モグワン」です。
モグワンはトリマーの私が見ても、非常にクオリティの高くコスパが高いドッグフードなので、食いつきで困っていたり、質の高いグレイフリードッグフードを探している方にはオススメしたいドッグフードです。
モグワンの詳細・オトクな購入は以下のリンクから
まとめ:
以上が主に市販されているグレインフリーのドッグフードの特徴まとめでした。
口コミやレビューを参考にしても、飼っているワンちゃんに合うかどうかは別問題です。
質の高いドッグフードを見分ける目利きが非常に大事になってきます。
下の記事は、ドッグフードは何を選んだらいいのか分からない飼い主さん向けに、分かりやすく良質なグレイフリーのドッグフードをランキング形式で紹介した記事です。
関連記事>>>グレインフリードッグフードのトリマーおすすめランキング!
更にドッグフードの知識を深めたい方は、こちらの下の記事に徹底的に解説をしていますので、参考にされてみてください。
長文になってしまいましたが、ドッグフード選びのポイントを書いた記事です。
関連記事>>>プロが徹底的に教える良質なドッグフードの選び方
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