ペットショップで犬猫が食べているペットフードですが、大型店舗ともなると100頭に近い頭数がいるところがあり、まだ赤ちゃんとはいえ、頭数が多いとペットフード代もかなり掛かると思っている人は多いと思います。
しかし、あのペットフード、実はタダだって知ってましたか?
なぜペットフードがタダなのか、元ペットショップ店員が解説していきたいと思います。
- ペットフードがタダの理由:
- 最初のペットフードは一生の付き合いになる可能性もある:
- 大手メーカーがタダで提供をしているケースが多い:
- ブリーダーから使ってもらうようにしている:
- タダで提供されるペットフードのサイズ:
- さいごに:
ペットフードがタダの理由:
ペットショップで犬猫が食べているペットフードは、メーカーから無料で提供されているものだったのです。
ペットショップで小さい時に食べているペットフードは、飼い主さんが決まった場合でも、ペットショップで食べていた同じペットフードを買ってもらうようにしています。
なぜなら、食べているものを急に変えてしまうと、ペットフードを食べなかったり下痢になったりするリスクがあるので、ペットショップ側も必ず食べているものと同じ買って帰ってもらいます。
しばらくは確実に自社のペットフードを買ってもらえるので、損して得取れの戦略でメーカーはペットショップにペットフードを無料で提供しているわけです。
最初のペットフードは一生の付き合いになる可能性もある:
食べているペットフードに不満がない限りは、継続して食べてもらえるので、小さいときから死ぬまで同じメーカーのペットフードの可能性もあり、一番最初に食べるペットフードに選ばれることはメーカーにとって非常に重要なことなのです。
メーカーとしても安い投資で、他のどんな広告よりも最大限の利益を得ることができるのが、最初のペットフードに選ばれることです。
犬の平均寿命は13年前後、猫の平均寿命は15年前後なので、その長い期間をずっと同じペットフードを使ってもらえれば利益も非常に大きい金額になります。
ですから、無料でもペットショップで使ってもらいたいメーカーはたくさんあります。
大手メーカーがタダで提供をしているケースが多い:
ペットショップにタダで提供をしているペットフードメーカーは、資金力のある大手メーカーがほとんどで、中小メーカーは一般価格より安い価格で販売している場合が多いです。
ただ、中小メーカーは質の高いペットフードや、特徴的なペットフードを取り扱っていることが多いので、ペットフードにこだわっているペットショップやブリーダーは、買ってでも質の高いペットフードを扱っているところもあります。
ブリーダーから使ってもらうようにしている:
ペットショップにいる犬猫も、ブリーダーが与えてた時のペットフードを把握しています。
なぜなら、ペットショップにきた犬猫たちがペットフードを食べない場合、ブリーダーの元で食べていたペットフードだと食べるケースが多いからです。
メーカーとしてはペットショップの行く前のブリーダーか食べてもらえれば、ペットショップでも継続して同じペットフードを与えてくれる確率が上がるので、ブリーダーとペットショップにはタダでもペットフードを使ってもらいたいのです。
ペットショップ側も一つのブランドだけではなく、複数のブランドを置いていて、食べない子には臨機応変に与えるペットフードを変えています。
タダで提供されるペットフードのサイズ:
15kg〜20kgのペットフードであることが多く、定価は1万前後する価格帯のペットフードです。
私が働いていたペットショップでは、月に30kg以上のペットフードを消費しており、1店舗での消費量としたら少なくないと思います。
さいごに:
ペットショップに働いていないと知り得ない情報なので、知らない人は多いと思います。
メーカーにとってそれだけ最初のペットフードに選んでもらうことは重要だということです。
ただ、ペットショップで犬猫に採用しているペットフードだからといって、質が高いペットフードとは言えないのでご注意ください。
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