犬のフードには大きく分けてドライフード、セミモイストフード、ウェットフードの3種類があります。
何も知らないでセミモイストフードを与えている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
ドッグフードの特性が分からないまま与えていると、シニア犬になった時に歯が全て無くなってしまうということ実際にあります。
どのフードにもメリット・デメリットがあるので、それぞれのフードの特性を理解した上で、愛犬にフードを与えてあげることが大事です。
老犬になると食欲が落ちる
犬は7歳をすぎると老犬と言われていて、少しずつ食欲が落ちるようになってきます。
本格的に食欲が落ち始めるのは12歳を過ぎたあたりで、今まで食べていていたドッグフードを残すようになったりします。
そのため、食いつきが高いウェットフードが選択肢に入ってくるようになります。
関連記事では、老犬で食欲が落ちたときに見てほしい、老犬のドッグフードの選び方を詳しく解説しているので、老犬になって食いつきが悪くなって困っている飼い主さんは、良かったら参考にしてみてください。
関連記事>>>間違いだらけの老犬のドッグフード選び方と与え方、何も食べない時の対処法を徹底的に解説します
ウェットフードは老犬にオススメだけど、成犬にはオススメしない:
ウェットフードとは簡単に言うと缶詰のことです。
ウェットフードはドライフードの次に種類が豊富なフードで、目に触れる機会も多いドッグフードだと思います。
ただ、カリカリのドライフードに比べ、値段が高くコストパフォーマンスが悪いです。
ウェットフードは食欲が落ちた老犬にはオススメできますが、子犬や成犬はカリカリのドッグフードを食べさせる方が好ましいです。
子犬や成犬のうちからウェットフードを与えてしまうと、歯垢が付きやすく歯石になってしまい、しっかりとデンタルケアをしないと、強烈な口臭や年を重ねると歯が抜け落ちてしまいます。
ウェットフードを与えるなら、毎日食後に歯磨きが必要になるので、できない人は絶対にドライフードを与えてください。
ウェットフードを与えるとドライフードを食べなくなる:
一度美味しい味を体験してしまうと、ドライフードを食べなくなってしまい、ずっとウェットフードに頼らなくいけなくなってしまうかもしれません。
ウェットフードはコストも高く歯のケアも必要なため、どうしようもなくなってしまった時の最終手段と考えてもらって、できればドライドッグフードで食べてもらえれば、コストも栄養バランスも、歯の健康のことを考えてもオススメです。
ウェットフードを与えて、老犬になっても歯がキレイという犬は少ないのが現実です。
成犬でも老犬でもドライドッグフードが一番おすすめ:
種類が豊富で手軽に与えることができ、健康面を考えるとカリカリのドライフードが一番オススメです。
ドライドッグフードはコストパフォーマンスが高く、手軽で栄養バランスをしっかり考えられている為、飼い主さんの負担も少なくすむドッグフードの種類です。
老犬にオススメはグレインフリードッグフード:
愛犬が老犬になり、食欲が落ちてドッグフードをを食べなくなって「色々試してみたけどダメだった」と、困っている方は多いんです。
しかし、そんな方に試してほしいのが、『グレインフリードッグフード』です。
グレインフリードッグフードとは「穀物不使用」のドッグフードのことで、犬にとって消化が苦手な、小麦粉やトウモロコシなどの穀物を一切しようしていないドッグフードです。
犬は消化が苦手なものがドッグフードの中に入っていると、本能的に食べなくなってしまうことがあるので、穀物が入っていないドッグフードは食いつきが高く、犬が本能的に求めるドッグフードの理想形です。
日本の獣医もオススメするグレインフリードッグフード:
日本の獣医からもグレインフリードッグフードの評価は非常に高く、安心して与えることができます。
なぜ、獣医師から評価が高いのかと言うと、グレイフリーのドッグフードは肉の含有率が非常に高く、栄養面や吸収率などが優れているのはもちろん、食いつきがバツグンにいいことが理由です。
どんな優れたドッグフードも、食べなければ意味がなくなってしまいます。
その中で、食いつきがよく栄養面に優れているグレインフリーが、獣医師からの評価が高いのも納得できる理由です。
オススメのグレインフリードッグフード:
グレインフリードッグフードにも沢山の種類が販売されていて、「最強コスパ!市販グレインフリードッグフードおすすめランキング!」の記事で、老犬にもオススメできるグレインフリードッグフードを紹介しているので、老犬のドッグフード選びで困っている方は参考にしてみてください。
また、ウェットフードしか食べなくなってしまった成犬でも、グレインフリードッグフードはお肉が使われている量が多いため、ドライフードを食べるようになるかもしれません。
老犬になっても、自分の歯でしっかりと食事が取れるようにして欲しい飼い主さんは、是非グレインフリードッグフードを試してみてくださいね。
ドライフードの特徴:
ドライフードは一般的なよく見るカリカリフードのことで、基本となるドッグフードです。
価格も安いものから高いものまであり、一口にドライフードと言っても様々です。
メリット:
ドライフードのメリットは種類が一番豊富で、アレルギー対策や肥満対策のフードなど細分化されてされており、愛犬に合ったフードを選びやすいということです。
また、価格もウェットフードなどと比べると経済的で、毎日与えるには最適なドッグフードです。
ドッグフード自体はカリカリしているので、歯垢がつきにくく他のフードより歯石になりにくいといったメリットもあります。
デメリット:
加工されているため、見た目では原材料に何が使われているか分かりにくいため、パッケージに記載されている原材料を見る必要があります。
また、ドライフードは固めるために、熱で水分を飛ばすので、その際の熱で栄養分が破壊されてしまいます。
破壊されてしまっている栄養分をサプリメントで補ってあげることが大事です。
また、種類も多すぎるので、どのドッグフードがいいのか分かりにくいので、しっかりとした知識が必要になります。
セミモイストフード(半生):
ドライフードとウェットフードの中間のフードで、両方のメリット・デメリットを持つフードになります。
固形物のドッグフードですが、手で押すと弾力があるくらいに柔らかいですが、缶詰よりは硬いのが特徴です。
メリット:
ドライフードより嗜好性が高く、ドライフードを食べない犬でも、セミモイストフードなら食べるといったこともあります。
消化が良く、歯が弱い犬でも食べることができるので、老犬におすすめできるドッグフードです。
デメリット:
価格はドライフードより高く、コストパフォーマンスが悪いフードです。
また、保存料などの添加物が使われているので、長期的にあげることはオススメしません。
アレルギーを持っている犬に対しても、対応しているフードがないため、選択肢が少なく、ずっとあげていると歯石になってしまうので、歯磨きやガムなどでケアをしてあげることが大事です。
最後に:
フードの種類でもメリット・デメリットが様々あり、しっかりと特性を知った上でどのタイプのフードがいいのか考えて選んであげることが大切です。
特に健康であれば、ドライフード1択で問題ないと思います。以上、老犬のドッグフードはウェットフードがオススメ?老犬のドッグフードの選び方でした。
次の記事>>>プロが徹底的に教える良質なドッグフードの選び方
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