愛犬と目が合わなくて、コミュニケーションがちゃんと取れてるか不安に思ってませんか?
愛犬が目を合わせないのには色々な理由があり、もしかすると、愛犬に信頼されていないかもしれません。
アイコンタクトの重要性:
犬と飼い主さんが目を合わせる行為はアイコンタクトと言い、アイコンタクトはしつけの際、非常に重要な役割を果たします。
犬はアイコンタクトを教えなければ、本能的に目を合わさないようにする習性があるので、アイコンタクトはしつけをして、覚えさせるようにするのです。
アイコンタクトがなぜ重要なのかというと、アイコンタクトで目線を合わせ、飼い主に集中するので、他のしつけを覚えやすくすることができます。
そのため、しつけをする際には、一番最初に覚えさせたいのがアイコンタクトです。
他にも、犬が突発的な行動に出そうになった際や、興奮している時などにアイコンタクトをすることで、犬を落ち着かせる効果もあり、あらゆる場面でアイコンタクトは大事になります。
犬が目を合わせない理由:
ケンカを避けるために
目を合わせる時は、ケンカの時や獲物を見つけた時など、犬にとっては威嚇の意味もあり、緊張感のある行動なのです。
そのため、目をそらすのは、相手とのケンカや緊張感を避けるために本能的に行っています。
ただし、ミニチュアシュナウザーなどのテリアと呼ばれる血筋が入っているの犬種は、逆に目をそらさないでジット見つめることがあります。
テリアは小動物狩りなどの狩猟犬や、闘犬として改良をされたので、目線はあまりそらさずに相手の目をしっかりと合わせてきます。
テリアは気が強いため、見つめ返すと威嚇をしてくる場合もあります。
テリア犬種の一例
- ミニチュアシュナウザー
- ジャックラッセルテリア
- スカイテリア
- ベドリントンテリア
- ノーフォークテリア
- ウェストハイランドホワイトテリア
- ブルテリア
- ワイヤーフォックステリア
ヨークシャーテリアはテリアの血筋が入っていますが、ペットとして改良をされたので、ミニチュアシュナウザーなどの他のテリアに比べると、テリアの血は薄くペットとして人に懐っこい子が多いです。
上下関係が下だと認識をしている
上下関係がしっかりしている場合、犬は目を見つめてもそらすようになります。
これは、上で書いたように、目をジッと見つめるということはケンカを売っていることになるので、余計なケンカを避けるために、上下関係がしっかりとできていると目線をそらすようになります。
ただし、目をジッと見てきて唸ったり怒ったりする場合、犬のほうが立場が上になっているので、しっかりとしつけをしないと、飼い主に噛み付いたり攻撃をしてくるようになってしまうので注意が必要です。
犬が嫌いなことや、イタズラをした時
犬にとって嫌いな、シャンプーをする時に、毎回「シャンプーするよ」と声を掛けてからシャンプーをすると、シャンプーをするという言葉を聞いたら逃げたり目線をそらすようになります。
これは、現実逃避の一種でもあり、本能的に嫌いなことから目を背けたくなるようです。
他にも、犬がイタズラをして何かを壊したり、勝手にモノを食べた時、犬はあからさまに目線をそらしたりしてませんか?
悪いことに自覚がある場合、犬は目線をそらして現実逃避をします。
そのため、アイコンタクトをしたい場合、しつけで教える必要があったのです。
アイコンタクトのしつけをしていない場合、愛犬の顔を正面から見つめても目をそらすことが大半ですが、飼い主さんが犬に舐められている場合は、唸り声をあげて怒ることもあるので、その場合はしっかりと上下関係を付けたほうがいいです。
ジッと目が合うのは下に見られている?
相手をジッと見ることは威嚇の意味があると言いましたが、飼い主さんと目線がずっと合うだけでは威嚇の意味だけとは限りません。
信頼関係があればジッと目を見つめることもありますし、目線を外さない犬もいます。
下に見られているかどうかは、目線だけではなく、相手の表情や体の緊張感、怒ったり唸ったりしている態度など、さまざまなことを見て判断します。
もし、目線を合わせて触ろうとした時に、怒ったりうなったりした場合、下に見られていますが、それ以外なら下に見られているかどうかは目線だけでは判断できません。
アイコンタクトが嬉しいことと認識させる:
犬は自ら嫌なことをしようとはしない生き物です。
なので、目をあわせることは、本来はストレスに感じることでも、犬にとって嬉しいことがあれば、自然と目を合わせるようになってくるのです。目を合わせることもしつけ次第では十分可能ということです。
アイコンタクトのしつけの仕方:
しつけ全般に言えることですが、しつけは根気よく何回も続けることが大事になってきます。1回成功したからやめるのではなく、10回中10回成功できるくらい続けることが大事です。
逆に何回やっても失敗することも非常に多いので、うちの子バカだから、と諦めずに続けてください。
もし効果が出ない場合は、そのしつけ方法が、飼い犬に合っていないのかもしれません。その場合は、色々工夫してしつけを行うようにしましょう。
どんなしつけも行う時は、集中できる環境で行いましょう。
音がうるさかったり、人が沢山いるような場所では、中々しつけの練習ができません。
また、10分なら10分と決めて練習をした方が、ダラダラ長時間やるより効果的です。
とても分かりやすい動画がこちらです。ぜひ参考にしてみてみてください。
チワワのアイコンタクト、呼びもどし他 犬の保育園Presea
おやつを横にずらして、犬の目線がオヤツの方を向いてしまいますが、名前を呼んであげて目があったらご褒美でオヤツをあげています。
目を合わせると良いことがあるという認識をさせることで、名前を呼んで目が合うようになってきます。最終的にはオヤツなしで出来るようにしてみましょう。
室内で出来るようになったら環境を変えてみる:
室内でアイコンタクトができたら、ここからが本番のしつけです。お散歩の時とかに、名前を呼んであげて、目があったらご褒美にオヤツを与えるようにしましょう。外は室内に比べて、音や人など集中力を欠くものが沢山あります。そのような環境でアイコンタクトが出来れば一人前です。
最後に:
目が合わないのは、犬なりの理由があったわけです。しかし、しっかりとしつけをすることで、アイコンタクトができるようになり、他のしつけにも良い影響を及ぼします。
是非、アイコンタクトをマスターして、よりよりペットライフを楽しんで下さい。
以上、犬が目を合わせない理由とアイコンタクトの重要性でした。
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