犬に嫌われやすい人が、犬に嫌われるのは偶然でもなく、本人が原因を作っていることが非常に多く、嫌われる行動を知れば、好かれる行動も出来るはずです。
トリマーという仕事柄、何千頭と犬と接してきて、嫌われていたら仕事にならないので、犬に好かれる極意を解説したいと思います。
すぐに近づこうとしない:
人間でも初対面の相手との距離が最初から近かったらストレスを感じるはずです。
犬も一緒で、初対面の人間はストレスを感じるため、逃げたり噛んだりすることもあり、犬に嫌われてしまいます。
近づきたいときは真正面からではなく、遠回りをしながら時間を掛けて近づくことが効果的です。
犬と同じ目線になることが大切:
犬は本能的に大きいものが怖く、立ったままだと威圧感を与えてしまいます。
近づくことが出来ているのなら、しゃがんで犬と同じ目線になってみましょう。そうすると、犬も興味を持ってくれて、自分から匂いを嗅ぎに来るかもしれません。
すぐに触ろうとしない:
絶対に近づけてもすぐに触らないようにしましょう。
犬は鼻が非常にいいので、犬の挨拶はお尻を嗅がせたり、嗅いだりすることでお互いの素性を知ることが出来るため、最初は自分の匂いを嗅がせるようにしましょう。
嗅がせる部位は手の甲をそっと犬の近くに自然と持って行きましょう。この動作が早いと犬が怖がってしまうので、ゆっくりと自然に行うことが大切です。
犬への挨拶を済ませて、犬が気を許していると感じてからようやくお尻のつけのの辺りを優しく触っていきましょう。それで大丈夫のようなら、背中を触って頭を触ってみましょう。
頭を最初から触る人がいますが、トリマーから言えば噛んで下さいと言ってるのと一緒です。
大きな声は出さない:
犬は大きな声を出す人が嫌いです。
犬がいる時は静かに優しく話しながら触ってあげましょう。
無口で触るより、話かかけながら触ってあげることでリラックス出来るはずです。
出来るなら、名前を呼びながら距離を近づけていきましょう。
目を合わせないようにする:
犬にとって目をジッと見られるのは威嚇されてると同じことです。
なるべく目線を合わせずに少し違う方向を見てみましょう。
犬が苦手だと思ってる人:
犬は私たちが思っている以上に、人を見て判断しています。その表情や声色ですらその人を判断している基準になっています。
犬のことが怖いと思っている人は、犬もこの人は弱いと思い、強気に出たり噛んだりすることもあります。
犬を見ても怖いけど、表情や仕草などには絶対に出さないようにしましょう。
香水をつけてる人:
犬は嗅覚が非常にいいので、香水など香りが強い人は犬に嫌われてしまいます。
犬と仲良くなりたい場合は、香水をつけないほうが無難です。
女性より男性の方が犬に嫌われやすい:
出鼻をくじく内容で申し訳ありませんが、女性は生まれながらにして犬に対して好かれる雰囲気を持っています。犬は目で判断をして、この人が大丈夫かどうかを決めており、男性は身長や体格があり、低い声なので犬に嫌われやすい要素が多いのです。
女性より男性の方が犬に嫌われる傾向が強いことを覚えておいて下さい。
そうすることによって、より慎重に犬と接する意識が生まれるます。
無条件で男性が嫌いという犬もいるので、その場合は諦めるか、長い時間を掛けて打ち解ける方法しかありません。また、少ないですが、女性が嫌いで男性が好きないることもあります。
子供は嫌われやすい:
子供は突然走ったり、大声を出したり、突拍子もない行動をするので、犬はそういった行動をとても嫌います。犬から好かれようとするなら、静かにしゃがんで犬から来るのを待つように教えてあげると犬から近づいてきてくれるはずです。
無理に触らせようとせずにしてあげて下さい。噛まれたり吠えられたりして危ないので、距離感を見てあげることが大切です。
おやつで仲良くなろう:
おやつで釣るの一つの手です。少しずつ時間をかけて仲良くなることが出来る場合には非常に有効的な手段です。
どうしても相性が合わない犬もいる:
どんなに頑張っても、相性が合わない犬がいることも事実で、その場合は、諦めるのも一つの手です。
あれこれやって、余計に嫌われてしまっては取り返しがつかないので、諦めも肝心です。
最後に:
基本を押さえていけば、好かれる確率も上がっていきます。
全ての犬に好かれることは誰も出来ないことですが、嫌われる原因を1つずつ潰していけば、犬に好かれるようになるかもしれません。
是非試してみてください。
以上、トリマー直伝!犬に嫌われる人は自分で嫌われてる原因を作っている!でした。
コメント