犬の散歩の目的は運動の為だけじゃない!多くの飼い主さんが勘違いしている散歩のお話

犬の散歩の目的は運動の為だけじゃない!多くの飼い主さんが勘違いしている散歩のお話

「犬の散歩は運動をするために行く必要がある」


じつは、これは多くの飼い主さんが勘違いしていることです。



運動のためだけと考えていると、もしかすると散歩の仕方は間違っている可能性も…

散歩の理由を知れば、なぜ散歩に行く必要があり、犬にとっての正しい散歩の仕方を知ることができます。

これから犬を飼おうと思っている方、すでに愛犬と一緒に生活をしている方は、犬との散歩について改めて確認をしてみてください。

目次

犬の散歩は気分転換のため

え?こんなこと?と思う方もいるかも知れませんが、気分転換というのはとても大切なことです。

犬は人間と違い、自分の意志では外へ行くことができないため、気分転換に散歩に連れて行ってあげることが本来の目的です。

犬の散歩は「運動」よりも「気分転換」のために行くと考えておくと、散歩に対するイメージが変わると思います。


もちろん、運動という目的がまったくない訳ではありませんが、運動がメインという考えの飼い主さんは少なくありません。

飼い主さんが犬の散歩の目的を「運動」としてしまうと、ただ歩くだけや走らせるだけの散歩になってしまうことがあり、愛犬が匂いを嗅ぎたい時も嗅がせなかったらストレスになってしまいます。


ただし、常に犬の意思で自由な場所へ行かせてしまうと、しつけの面や安全面でも良くないので、あくまで散歩は飼い主さん主導で愛犬をリードしてあげることが大切です。

色々な匂いを嗅ぐため

散歩に行くときは、愛犬に電柱のオシッコの匂いや、草花のを嗅がせたりしながら、ゆっくりと散歩をしてあげることが理想的です。

犬は目で認識するよりも匂いで認識する能力が発達しているため、鼻を使って色々な情報を知ることができます。

外に出ると、草や花などの匂いや、他の犬の匂いなど様々な匂いが飛び交っていて、それらを五感を感じてストレスを発散にも繋がります。

人が想像する以上に、犬は匂いから色々な情報を感じ取っています。

他の犬との交流

多頭飼いをしている方は少数派なので、犬同士の交流は散歩の時にしか出来ないことは多いと思います。

犬が好きな犬の場合、他の犬と交流できる散歩は、運動以上にストレス発散できる方法です。


しかし、これは相手の犬があってできることで、相手の犬が犬に対して怖いと思っている子であれば、無理やり近づけさせるのは止めたほうがいいでしょう。

また愛犬が犬や人が嫌いな場合も、無理に慣らそうとすると余計に嫌いになってしむあことがあるので、無理に慣らそうとはしなくても大丈夫です。

その子の性格や相手の性格に合わせて、お互いにストレスが掛からないようにしてあげることが大切です。

メスはヒート(発情)があるため、その期間はオス犬との遊ばせたりするのは妊娠の可能性もあるので避けたほうがいいでしょう。


オシッコやウンチのため

日本犬に多いのですが、犬は自分の家ではおしっこやウンチをせずに、外ではないとしないという子もいます。

そのため、オシッコやウンチのために散歩に連れて行っている飼い主さんも多いです。

ただ、マナーとしては家でオシッコやウンチを済ませてから、散歩に出ることが理想的ですが、なかなか上手いこと家で出来ない場合が多いです。

外でオシッコやウンチを済ませる場合は、必ず消臭スプレーとうんち袋などで用を足した後は処理をするようにしましょう。

老犬こそ毎日散歩をした方がいい

老犬になると一日中寝てばかりで、散歩の頻度が減りがちですが、老犬こそ毎日散歩に行ったほうがいいです。なぜなら、歩かないと足腰が弱くなってしまい、歩けなくなってしまうと急激に老化が進んでしまうからです。

長生きをしているワンちゃんは、18歳でも100mくらいの短い距離ですが毎日散歩をしている子もいました。

人と一緒ですが、犬も動ける時はしっかりと動いていくのが長生きの秘訣だと思います。

無理に長い距離を歩かせる必要はないので、愛犬が満足する程度の距離で十分です。少しでもいいので散歩に連れて行って気分転換をしてあげてください。

正しい散歩の仕方

運動することだけが目的だと、犬にとっては散歩時間はそれほど楽しいものでなくなってしまいます。

犬も人と一緒で外の景色や香りなどを楽しみながら、五感を使って楽しむのが良いと思います。

歩くだけではなく、一緒に走ったりしても、普段と違う感覚になり、愛犬も楽しい気分になるはずです。

散歩も少し工夫をするだけでも、犬にとっても飼い主さんにとっても特別な時間になるでしょう。

大型犬は長時間の散歩が必要?

大型犬だから自転車で1時間も走りっぱなしという方もいるようですが、特別なスポーツをやっていない限りは足腰に負担が掛かるので止めたほうがいいです。


もちろん、運動量の多い犬種の場合、走ることが大好きな犬は思いっきり走らせて上げることでストレス発散に繋がりますが、大型犬だからといって沢山運動をすればいいという訳ではないことは最近の研究で分かっているようです。

大型犬も30分くらいの散歩で十分気分転換ができるので、小型犬と一緒で散歩を楽しむという感覚を大切にして下さい。

雨の日で散歩に行けない場合

雨の日だと散歩をお休みされる方も多いと思います。

犬にとっては食事の次くらいに楽しみである散歩がないのは、少し可哀想なので、違う方法で気分転換をさせてあげましょう。

家の中で一緒に遊ぶ

おもちゃを使って一緒に遊んであげると、大喜びをするワンちゃんは多いと思います。

普段の生活で散歩はするけど、一緒に遊ぶということは少なくなりがちな方も、雨の日は家でおもちゃを使って遊ぶ日と決めてあげてもいいでしょう。

犬用カッパで散歩に行く

日本犬は外でしかオシッコなどをしないので、日本犬を飼われている方は雨の日でも欠かさず散歩に行く飼い主さんが多いです。

最近の犬用カッパは進化をしていて、着せやすく濡れる箇所も少ないものも多くなったので、雨の日も散歩に行かなければいけない人は犬用カッパで散歩をしてみるのもいいと思います。

しつけの時間にする

しつけは子犬時代だけではなく、成犬になっても老犬になっても大事です。

お座りやマテなどの指示も、しばらくやってなかったら忘れてしまうこともあるので、必要最低限のしつけの再確認をする時間にするのもいいと思います。しつけも飼い主さんと愛犬との大切なコミュニケーションの時間です。

まとめ

犬にとって散歩は、ごはんと同じくらいに大切なもので、ただ歩かせたり、走らせたりすればいいというものではありません。

本来の散歩の目的は運動と気分転換という2つの意味があるので、散歩の時間を作業と思わずに、一緒に楽しみながら散歩に出かけてみてください。

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